国立劇場にて≪歌舞伎鑑賞会≫を開催しました。
【第一部】「解説 歌舞伎のみかた」
先ずは 歌舞伎役者による実演を交えて歌舞伎の廻舞台、効果音の出し方、役者の各種演技などについて実演の判り易く解説がありました。
【第二部】「新皿屋舗月雨暈―魚屋宗五郎―」 二幕三場
序 幕 片門前魚屋宗五郎内の場
二幕目 磯部邸玄関先の場
同 庭先の場
河竹黙阿弥の傑作『新皿屋舗月雨暈―魚屋宗五郎―』で、歌舞伎を初めてご覧になるお客様にもわかりやすく楽しんでいただけます。
今回鑑賞した『新皿屋舗月雨暈―魚屋宗五郎―』は世話物の傑作。屋敷勤めの妹が無実の罪を着せられて殺されたという事実を知った宗五郎は、堪らずに禁酒の誓いを破ります。普段は分別のある宗五郎が次第に酔っていく様子が、演じられました。酒を飲むとガラリと人が変わってしまう宗五郎を、今秋に八代目中村芝翫襲名を控えた中村橋之助が演じました。